「すぐに橋がかがっからで謂れで嫁に来たのにもう60年も待ってんだよー」とは、本土からお嫁にいらした女性島民のお話。初めてお聞きした時は「もう50年以上待ってんだよー」だったのが、最近「60年」になりました。
 島民長年の悲願がいよいよ2024年度末には実現するわけです。
 ただ、島民の想いは喜びばかりではありません。
「いろんな人が簡単に島に来れるようになるから、治安が心配」「ゴミを散らかす人がいるに違いない」「バイクで大きな音を立てて走り回られるかも」「鹿が入ってくると農作物が食い荒らされる」
など、不安の声が多く聞かれます。
 ただ、「出島の素晴らしい景色を楽しんでほしい」「島に来た人を豊かな海産物や真心でもてなしたい」という強い想いを口にされる方が多いのも確か。
 架橋までに何ができるのか?一般社団法人出島プロジェクトの腕の見せ所です!